毒を食らわば皿まで。
草食理系男子の夫とはブログ婚。四十路眼鏡女の結婚育児奮闘記。
マイケル
真夜中の授乳を終え、私の腕の中でぐっすり眠ってしまった息子をそっと布団におろす。

よし、大丈夫。
背中のスイッチは作動しなかったようだ。

すやすやと、さきほど腕の中で見せていたのと変わらぬ寝顔を見せる息子を眺め、ホッと息を吐く。そして自分もまた、息子の布団の横に並ぶ自らの寝床へ身を潜らせた。

時計を見る。
現在3時ちょうど。

次に起こされるのは何時間後になるのか。2時間くらい眠ってくれると楽なのだが。
育児生活に入ってからというもの、まとめて2時間以上の睡眠がとれたためしがない。それでも母体というのは良く出来ているもので、自然と寝不足状態に体が慣れて、なんだかんだと毎日元気に育児出来ている。
とはいえ、眠れるのなら少しでも眠っておきたい。

そんなことを考えながらも、布団に体を横たえた瞬間から強烈な眠気が体を襲う。きっと今の私は白目を剥いていることだろう。
もちろん、抗うことなく私はその睡魔に身を委ねた。





いつから泣いていたのか。
それとも今この瞬間か。

ぐずつく息子の泣き声が聞こえてきて目が覚めた。
反射的に体を起こす。

目に涙をため、恨めしい顔で私を睨んでいる息子。堕涙するほど母が恋しいか。私はずっと君の真横に居たというのに。
まるで、自分を愛しているならばつかの間の休息を挟むことなく愛し続けよと言わんばかりだ。

いつまで経っても要望に応えない母に痺れを切らしたのか、いよいよ息子は意地になって泣き始めた。四肢を強張らせ号泣している。その音色はすっかり恨み節だ。
苦笑しながら彼を抱き上げる。

抱き上げたとたん、鼻息荒かった息子の体から緊張が溶けていく。
そして、小さな腕で私を抱きしめたかと思うと「あー、くー」と甘く愛を囁き始めた。


愛らしい息子の口説き文句にまどろみながら、私はふと時計を見る。
マイハンサムボーイはどのくらい眠ってくれていたのだろうか。

だが、まだ半分寝ぼけたままの私の目は上手く長針と短針の位置を捉えることが出来ない。

確かさっき眠りについた時は3時だったはず。

しかし、目の前の時計の針はあれからまだ数分の時しか刻まれていないかのような表情を見せている。
まさかと思い、目を凝らしよくよく時計を眺めてみた…



3時10分



ホワッツ!?
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